どこの国にいても12月は何かと忙しいことを実感する。特に今年のNYでの12月は私にとって生涯忘れられない月になった。
とうとう恋人ができました、と公に言える日が来た。相手はずっと憧れ続けていた、私の理想をはるかに上回る素晴らしい人。
8月にUPした、”Brooklyn Bridge”の記事の最後に「劇的な出来事」があったと書いたのを覚えているだろうか。実はその時からお互いに魅かれ合っていることを確認し合い、友達以上の関係が始まっていた。でも彼の心には色々な傷や複雑な思いがあり、なかなか私たちの関係を公にできない状態が続いていた。
彼とは約3年前に、彼が旅行で東京を訪れた時に初めて会った。その時はとあるファッションイベントを一緒に数時間見て回っただけだった。NYでメンズデザイナーとして働いている彼は、NYのファッション業界のことをたくさん話してくれ、彼は私に強烈なインパクトを与えた。クリスチャンになる前、私はNYに留学しようとして頑張っていた時期があったのだが、色々な事情に振り回されて実現には至らなかった。その後クリスチャンになって教会活動に人生をささげるようになり、この時彼と会うまで自分の嗜好やキャリアについてあまり深く考えないようになってしまっていた。
彼は、私がもともと「好き」だったものを一気に思い起こさせた。彼の出身地でさえ、私の初めての海外旅行先の国で、すごく感動して住んでしまいたいと思った程大好きになった国。私が今回NYに来ようと本気で思ったのは、彼がきっかけだったのだ。でもまさか、3年経った今こうして特別な関係になるなんてまったく想像できなかった。彼は驚くほどに優しくて愛深く、陽気で面白くて大胆で、教会の皆から信頼されている成熟したクリスチャン。容姿だって、背が高くて筋肉質で引き締まった体にセンスのいい服装、そしていい香り。絶対モテモテに違いないし、すぐに結婚してしまうだろう。私になんてチャンスがあるわけない、とずっと思っていた。
今年4月、NYに来て彼と再会してみると、彼は教会内のある姉妹との関係でハートブレイクしてしまった後で、ようやく立ち直ってきた、という状態だった。そこから彼とのフレンドシップはだんだん発展して行き、NYでの生活の大きな支えとなっていた。現実面でも精神面でも、彼は他の誰よりもひたすら私をサポートし続けてくれていた。
12月に入って、彼から花束と腕時計をプレゼントされ、「ずっと僕のことを信頼し続け、感謝して、忍耐し続けてくれてありがとう。僕には君が必要だよ」と言われた。その時から彼の思いは固まって、回りに私たちの関係を打ち明けるようになった。
クリスマスイヴの夜、友達の家でのパーティーに参加した帰り道での彼の言葉。
「もう僕らは公にステディだからね。君からもみんなに話していいよ。クリスマスだからって言うわけじゃないけど、僕はずっと君のことを愛するよ。」
私なんてこの人を、この言葉を受けるに値しない。まったく。何て言葉を返していいのかわからない。
すべては神様のご計画としか言いようがない。すべてのタイミング、私の人生と彼の人生の絡み合い方、私たちにコントロールのしようがない。ずいぶん長い間、30代後半になってもパートナーがいないことで悩み苦しんできたけど、この報いはその何百倍?私たちの想像や思いをはるかに上回る神様の思いというのはこういうことなのか、とつくづく思う。私たちの関係をひそかにずっと応援し、祈り続けてくれていた友達に、これを読んでくれているあなたに心から感謝します。
2009年、皆さんにも素敵な神様からのプレゼントがありますように。