ちょっとご無沙汰しちゃいました。最近は生活も落ち着いてきて、何について書こうかと思い巡らしているうちに日々が過ぎ・・・。今回はトピックを絞らずに最近のあれこれをお伝えしましょう。
最近日本の両親や友達から、「情熱大陸」の放映はどうなったのかと聞かれる。実は私もどうなっているのかよくわからない。6月頃のON AIRと聞いていたのだが、もしかしたら企画倒れになってしまったのか、スケジュールがずれこんでいるのか?? もしON AIR されたとしても、私個人的には変な英語を話していてかなり恥ずかしいので、せめて私の姿はカットされていることを願っている。
前に、なかなかトワルチェックのOKが出ないと書いたけど、あの後もう一度チェックしてもらってようやくOKがもらえ、その後も次回のショーの新型パターンを2型任せてもらえた。あぁ~、ようやくパタンナーらしい仕事ができて嬉しい。でもやっぱり既製服と構造が全然違うのでたくさん直されるし、たくさん質問しないといけない。しかも英語で・・・。まだまだ英語でどう言えばいいのかわからないパターン用語がたくさんあるのだ。最近説明に困ったのが「けまわし」「切り替え」などなど。図解やジェスチャーを交えてなんとか伝えているけど、今度ボスに聞こうと思いながらいつも機会を逃してしまう。
でも3ヶ月近く経って職場の人たちとも仲良く、とまではいかないが、会社の一員として認識してもらえてきているのでコミュニケーションも前よりは取りやすくなってきた。パタンナーのMLも最初のうちはとても威圧的に感じたけれど、最近は私のつたない説明も理解しようとしてくれるし、ちょっと優しさを感じるようになった。
先日ボレロのトワルを作っていたら、縫製の女性HNが、「そのボレロ、ナイスよ。すてき。きっとJも気に入るわよ!」と言ってくれたり、ディレクターのDVとはよく生地屋への支払いの件で話さないといけないのだが、けっこうジョークを交えてくれるようになったり。ラテン系の縫製のおばちゃんたちも時々パンやケーキを分けてくれる。私もおにぎりを作ってあげたり。裁断のNLは彼のたどって来た人生や家族のことをオープンにシェアしてくれる。そして、最近覚えた日本語が、「アナタハ ワタシノ トモダチデス」。まだ私はパターン用具を何も支給してもらっていないので、定規やおもりなどをNLとシェアしている。彼が忙しいときは借りるのが申し訳ないのだが、先日、「使ってるのにごめんなさい、ちょっとだけ貸してください」と言って定規を借りようとしたらNLは、「アナタハワタシノトモダチデス。気にしないで使ったらいいよ。僕はね、君と一緒に働けて嬉しいんだよ。」 うぅ、なんてあったかい人なんだろう。泣けそうだった。ボスも相変わらずバシバシだけど、私の言うこともきちんと認めながら話してくれているのが伝わってくるようになった。職場の人間関係が大変でなかったことはとても大きな恵みだと思う。海外で、言葉もままならないのに人間関係も良くなかったらきっとやっていけなかっただろう。本当に感謝。
教会の中でも、最近までは色々な小グループにちょっとずつ顔を出していたのだが、ここのところ一つのグループに落ち着くようになった。日本人がいないので言葉の面でなかなかたくさんの交わりが持てないのが辛いところなのだが、話せなくてもただ一緒にいることを大切にしようと思って毎週のBible Talkに参加している。みんなで祈るときも思うように言葉が出てこないし、ディスカッションにもなかなか参加できない。せいぜい一言二言述べる程度だけど(会話よりも祈り、ディスカッションははるかにむずかしい)、少しづつ皆との関係が近くなってきている。私からはたくさん話せなくても皆の方から話してきてくれる。あまり会話が続かないので長くは話せないけど・・・あぁ、本当に英語を上達させなくては!!
ルームメイトのRTともそうだけど、「あなたと仲良くしたいです」という気持ちを持ちながらただ共に時間を過ごしている、ということって何でもないようで大事なのかな、とあらゆる場面の人間関係の中で感じさせられる。言葉と異文化の不自由さの中で過ごすことについて、「言葉が不自由=関係が築けない」という恐れがずっとあったけど、決してそれだけじゃないんだってことが今はわかる。以前、カウンセリングの勉強をしていたときに「コミュニケーションの中で、言葉が占める割合は7%。他の93%は表情やしぐさで伝わっている。」ということを教わったのを思い出す。もちろん話せるに越したことはないし、より深い関係や仕事のためにも上達は不可欠なのでそこに甘んじるつもりはないけれど、このみことばを心に留めておきたいと思っている。
「知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる。」1コリント8:1
*時々なぜかシステムエラーで写真をアップできないので、また次回トライしてみます。
2008年6月17日火曜日
ルームメイト
写真上:RTの作品
写真下:愛犬Baby
私のルームメイトは黒人のおばあちゃん、RT。FIT卒のアーティストである。そしてクリスチャンでもある。部屋には彼女が描いた絵、彼女が染色したスカーフ、彼女が作ったクッション、アクセサリーなどなどがたくさん置かれている。どれもアフリカンテイスト。そしてBabyという名の犬が一匹。この子はよく吠えるけど人なつっこくてとてもキュート。
不動産屋にこの部屋を紹介されて、初めて彼女と会って話した時はとてもウマが合うように感じた。私も彼女もクリエイティブ系で、私はブラックカルチャーが好きで、彼女も私を気に入ってくれ、家賃もデポジットもおまけしてくれた。アッパーウエストサイドで500ドル台なんて奇跡的格安レント、ほんとに神様としか思えなかった。
しかし住み始めてみると、おばあちゃんなのでテクノロジーを無視して住んでいることが明らかになった。パソコンを持っていないことは最初に聞いていたけど、電子レンジも掃除機もないなんて。最近わかったことは、彼女も私もベッドルームにはクーラーが付いていないと…。 暑くなり始めた6月始め頃に、彼女が私の部屋をノックして、これを取り付けなさい、と、窓にはめるタイプの扇風機を差し出した。しかもホコリだらけ。暖房は付いているので、夏になったらこれがクーラーになるのかと思っていたらそうではなかった。外は暑いのだから、窓に扇風機を付けて外の空気を取り込んでも変わらず暑いと思うんだけど… 換気扇と一緒ではないか?インターネット接続も、勝手のわからない外国なので相当苦労したし、ディスカウントストアでハンディタイプの掃除機を買ったらすぐに動かなくなってしまうし、家賃は安くてもこういった面でずいぶん出費がかさんでしまった。
RTは基本的にはいい人なのだがちょっとコワイ。親切とも言いにくい。キッチンに私の食器や鍋を置いておいたら、「これはあんたの部屋に置いときなさい」と言われてしまうし。その割りに彼女の食後の食器や鍋は洗わずに置きっ放し。ある日ご飯を炊いていたら、「ライスを作ってるの?私にちょっと分けてくれない?」と言うので、「いいよ、でも何の味も付いてない、ただのライスだよ」と言って皿に盛ってあげたら、「え?味がない?Oh, no. 塩でもかければいいのかいね」と、なんだか嫌な顔をされた。ありがとうもなし?これでもクリスチャンなのか?あげなきゃよかった、と思ったけどぐっとこらえ、「お好きな味をつけてください」と言ってキッチンを去った。
こんなことが立て続けにあったので、あまり彼女と顔を合わせたくない気分になってしまった。でも基本的に家にずっといるRT。朝起きる時間も、夕飯タイムも、寝る時間もあまり私と変わらないのですれ違うことも少ない。こういう時、クリスチャン魂が目覚める。「愛は忍耐強い。情け深い・・・。あなたの敵を愛せよ。」 そうだ。ちょっと嫌な気分になったくらいで避けてもお互い何の益にもならない。コミュニケーションを取るようにしよう。
ある週末の夜、RTがTVを見ていて、私は食器を洗って部屋に戻ろうとしたのだが、ちょっと話かけてみた。RT作のアクセサリーがキッチンに置いてあったので、これかわいいね、と言って、どんな風に作っているのかなどなどを聞いてみた。そこから教会の話、音楽の話など色々会話ができた。それから、ちょこちょこ世間話などもするようになった。相変わらずぶっきらぼうだけど。
先日、10日締めの家賃の支払いをすっかり忘れていて、11日の朝起きてみたら部屋の扉に「家賃は10日までに」という張り紙がしてあって、おわっ、こりゃまずい、と焦った。しばらくしてRTも起きてきたのですかさず、「ごめんなさい。家賃は今晩払います。」と言ったら、「あら、それで大丈夫よ。ただ忘れてないかと思っただけだから。」と、以外と親切な答えが返ってきた。
その夜仕事が終わって家に着いてすぐに家賃を払うと、「そういえばまだあんたのIDを見せてもらってなかったけど見せてくれる?それと緊急時のために、英語を話せるあんたの友達の連絡先も教えてね。」と言われたのでそうした。すると、「NYは大きな都会だからね。何があるかわからないのよ。何か困ったり変に思うことがあったらいつでも私に言いなさい。あんたにはここでハッピーに暮らしてもらいたいからね。」
RTからこんな言葉を聞けるとは思わなかった。そして、その日の彼女は妙にフレンドリーだった。整髪料は何を使ってて、使い心地はどうか、とか、私が天然塩を使ってうがいしてるのを見て彼女も真似するようにしたとか、色々言ってきて、最後にグッチの試供品コスメセットを私にくれた。またホコリをかぶってたけど、彼女の警戒心が取れて、信頼と愛情を示してくれたんだなって感じて、なんだかとても嬉しかった。
さてその後、急激に仲良くなって、ということは特になく、今までとあまり変わらない日々が続いている。でもお互い前よりも気兼ねがなくなったかな。
2008年6月8日日曜日
マンウォッチング@職場
さて、再び職場について。最近ようやく会社の全体像が把握できてきて、自分の仕事も背景を考えながら進められるようになってきた。ドレスの受注のケース、手順、資金繰り等々、約2ヶ月かけて体で覚えるしかなかった。ボスやプレス、ディレクターといった会社の主要人物は常に忙しく手一杯な様子なのでいちいち細かく教えてる暇はない、といった感じなので仕方ない。それにしても説明が足りなすぎるせいで起こるミスや行き違いが、私に限らず他の人たちとの間でもよくあるのでなんとかならないものかと思う。この点について色々な視点から考えてみた。ボスは日本人女性だけど、良くも悪くも全然日本人ぽくない。とてもアグレッシブでがんがん仕事を進める人である。先日、ある取引先の支払い金額と方法について問い合わせるように言われ、相手から言われたままのことをメモでボスに伝えておいた。内容は、小切手での支払いは受け付けていないので現金で支払ってほしい、ということ。後でボスから言われたのは、「うちはビジネスでやってるんだから支払いはチャージか小切手だけなの。相手は小切手で発生する税金を支払いたくないから現金払いを要求してるだけ。なめられるとそういうこと言われるからね。」 どうやら英語のあやしい私がやりとりしたせいで「なめられた」らしい。私はそんなルールをまったく知らなかったので、はぁ、そうだったんですか、としか言えなかった。きっとボスは外国で会社を設立して経営していく中で、この世界で「なめられない」ように、強気でやってきているんだな、と感じた。会社を経営していくことは生半可なことではない。ましてここはアメリカ。前に進むことにパワーを集中させるには細かいことなんて気にしていられないんだろうな。そんなキャラのボスなので、彼女とやりとりする時はいつも緊張する。
先日ようやく新型のドレスのパターンを一型依頼された。しかし、2回トワルチェックをしてもらってまだOKがもらえない。スカート部分のボリューム感や、裾を引きずって歩くシルエット等が一般衣料と全然違うところなのでまだ感覚がつかみ切れない。加えて、気軽に質問できないので彼女が何を求めているのかがよく把握できず、迷い多きトワルになってしまう。3度目の正直、になってくれるといいんだけど…。
裁断台の片隅が私のスペースなので、カッターのおじさんNLとのコミュニケーションが一番多い。相変わらず日本語習得に熱心で、「マキ、オヒルゴハン!」「チョト、マッテクダサイ」「オツカレサマデシタ」などなど最近多発中。柱に日本語のメモを貼り付けている。
EMという縫製のおばちゃまがいるのだが、先月の彼女の誕生日にカードを書いて以来話しかけてきてくれるようになった。ボスが私を呼ぶときの真似をして「マキサ~ン!」とおどけながらやってきたりする。どーんとした体格にキュートな笑顔、とてもかわいい。
裁断や縫製の人たちはけっこう親しみやすい。主に南米の人々だからだろうか?それとも責任の重さによって人格に影響が出ているのか??
先日ようやく新型のドレスのパターンを一型依頼された。しかし、2回トワルチェックをしてもらってまだOKがもらえない。スカート部分のボリューム感や、裾を引きずって歩くシルエット等が一般衣料と全然違うところなのでまだ感覚がつかみ切れない。加えて、気軽に質問できないので彼女が何を求めているのかがよく把握できず、迷い多きトワルになってしまう。3度目の正直、になってくれるといいんだけど…。
裁断台の片隅が私のスペースなので、カッターのおじさんNLとのコミュニケーションが一番多い。相変わらず日本語習得に熱心で、「マキ、オヒルゴハン!」「チョト、マッテクダサイ」「オツカレサマデシタ」などなど最近多発中。柱に日本語のメモを貼り付けている。
EMという縫製のおばちゃまがいるのだが、先月の彼女の誕生日にカードを書いて以来話しかけてきてくれるようになった。ボスが私を呼ぶときの真似をして「マキサ~ン!」とおどけながらやってきたりする。どーんとした体格にキュートな笑顔、とてもかわいい。
裁断や縫製の人たちはけっこう親しみやすい。主に南米の人々だからだろうか?それとも責任の重さによって人格に影響が出ているのか??
2008年6月2日月曜日
Viva! Friends.
もともと一人でいるのが好きで、孤独に強い方の私。でも異国の地での孤独感は日本にいる時のものとは全然違う…。まだ勝手がよくわからず、身内もいず、ルームメイトも会社の人も知り合って間もなくて、どこまで信頼していいのかわからない。そして日本語が通じない。そういう状況下での不安感、孤独感はけっこうきつかった。
しかし、心強い存在が教会の友達。以前から知っている友達が日本人も含めて数人いてくれたことで、そして、クリスチャン故の暖かいフレンドシップに大いに支えられている。彼らのおかげで教会内での関係作りも助けられ、序々に輪が広がってきている。4月はどこの教会に行くべきかずいぶん迷い孤独感も殊更だったけど、やっぱり友達関係のある教会に自然と落ち着いてしまった。そんなわけで、だんだん週末が忙しくなってきたのでブログの更新も遅れちゃいました。
多くの態度Lのアメリカ人に揉まれる日々の中で、クリスチャンの友達の優しさ・暖かさは本当に特別に思う。私のたどたどしい英語にもきちんと耳を傾けてくれ、無給であるが故に何度もご馳走になってしまっている。そして、このブログのコメントやメールで日本の友達に励まされ、牧師先生からも特別な支えをもらっている。彼からのメールで何度涙したことか…。離れていても大切に思ってくれている人がいる。なんて恵まれて、愛されているんだろう。NYに来て本当に良かったと思うことの一つはこれ。生活の大変さはあるけど、そのきつさの中で与えられる人の暖かさや優しい思いに触れた時の深い感動。ずっと探していた宝物が突然目の前に現れて輝くような、そんな経験をたくさんさせてもらっていると思う。与えられるばかりで、私から一体何ができるだろう?? 変に遠慮せずに心から喜んで受け取りたい。そして、こうして施してもらったことを心にしっかりと刻み付けて、今度は私と同じような経験をしている人の力になりたい。私がこんなに助けられたように。
受ける時も与える時も神様が用意してくれている「時」なんだなぁと思う。その神様の「時」に逆らわずに素直に反応できる柔らかい心でいられますように。
*交わりタイムの写真をアップしたかったのだけど、画像の顔のぼかし方がわからず…。できるようになったらアップしま~す。
しかし、心強い存在が教会の友達。以前から知っている友達が日本人も含めて数人いてくれたことで、そして、クリスチャン故の暖かいフレンドシップに大いに支えられている。彼らのおかげで教会内での関係作りも助けられ、序々に輪が広がってきている。4月はどこの教会に行くべきかずいぶん迷い孤独感も殊更だったけど、やっぱり友達関係のある教会に自然と落ち着いてしまった。そんなわけで、だんだん週末が忙しくなってきたのでブログの更新も遅れちゃいました。
多くの態度Lのアメリカ人に揉まれる日々の中で、クリスチャンの友達の優しさ・暖かさは本当に特別に思う。私のたどたどしい英語にもきちんと耳を傾けてくれ、無給であるが故に何度もご馳走になってしまっている。そして、このブログのコメントやメールで日本の友達に励まされ、牧師先生からも特別な支えをもらっている。彼からのメールで何度涙したことか…。離れていても大切に思ってくれている人がいる。なんて恵まれて、愛されているんだろう。NYに来て本当に良かったと思うことの一つはこれ。生活の大変さはあるけど、そのきつさの中で与えられる人の暖かさや優しい思いに触れた時の深い感動。ずっと探していた宝物が突然目の前に現れて輝くような、そんな経験をたくさんさせてもらっていると思う。与えられるばかりで、私から一体何ができるだろう?? 変に遠慮せずに心から喜んで受け取りたい。そして、こうして施してもらったことを心にしっかりと刻み付けて、今度は私と同じような経験をしている人の力になりたい。私がこんなに助けられたように。
受ける時も与える時も神様が用意してくれている「時」なんだなぁと思う。その神様の「時」に逆らわずに素直に反応できる柔らかい心でいられますように。
*交わりタイムの写真をアップしたかったのだけど、画像の顔のぼかし方がわからず…。できるようになったらアップしま~す。
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