2008年11月29日土曜日

大どんでん返し・・・なるか?その2

何としてでもビザスポンサーに相談して会社を移る。そう決心して先日インターンシップ仲介業社の担当の人と面会した。

ここでちょっと説明を加える。そうでないとこの状況を理解するのは難しい。
私のインターンシッププログラムは3つの会社が関わって成り立っている。私が直接関わっているのが今実際働いているJ社、インターンシップ仲介業社のG社。そしてG社が主に関わっている、ビザ発行の手続きを直接アメリカ政府と行っているI社。このI社とは私はあまり関わりを持っていない。

そのG社の担当の人の説明によると、私のビザは1年間のインターンシッププログラムをここの会社で行います、という規定のもとに成り立っているので基本的にホストカンパニーを変えることは相当厳しく、ホストカンパニーが倒産しそうとか、いじめがひどくてどうにもならないとか、そういったやむをえない事情がない限り認めてもらえないとのこと。さらにビザスポンサーのI社が発行しているインターンシップ参加者のハンドブックを見せてもらうと、「途中でもっと良い条件や環境の企業を見つけたとしても、はじめに決めた会社でのプログラムを遂行するように」と書かれている。まさにこの状況の私がトランスファーを認めてもらえるわけがない。ビザスポンサーの説得は無駄な抵抗にしかならなそうだ。
それにしても、そんなこと知らなかったぞ!!オリエンテーション時の説明では「トランスファーは一回だけならできます」ということしか言わなかったではないか。だから会社を変えるチャンスがあるんだと思っていたのに。
でもあきらめたくない。

面接を受けたD社の担当の女性に連絡を入れ事情を説明した。口頭で細かい事情を説明するのは英語では難しいので、メールと電話の両方で。そして、フルタイムは無理でも今の仕事終了後の6時以降や週末ならパートタイムで働けるので検討してもらえないかとダメもとで押してみる。「うーん、コレクション前以外は6時以降や週末はうちは働いてないから・・・でもちょっと話し合ってみるわ。週明けに電話しますね。」とのこと。まだ希望の糸は切れていない。たとえパートタイムでも私の働きを見てもらう機会があればビザサポートにつながるチャンスになる。神様、どうか・・・。
しかし週明け、電話はなく、気持ちは落ち込みはじめる。家に帰ってメールを開いてみるとD社から返事が来ていた。「やはりうちはどうしてもフルタイムで働ける人が必要なので、残念ですが・・・」

はぁぁぁぁ・・・ だめかぁぁ・・・
大どんでん返し、ならず。
移民という立場の不自由さに涙をこらえるばかり。

会社を移れないとなると、今の会社以外に次のビザのスポンサーになってくれる会社を見つけるのは至難の業ではないか。D社の面接を受けてその高待遇を知って以来、今の会社で働き続けることに価値を見出せなくなってしまった。私くらいの経験とスキルがあれば、普通のアパレルに行けば今の3倍近い報酬が出て、バンバンいろんなパターンが引けて、周りからも経験者として尊重&期待されるのに。今の会社に留まればビザ申請&弁護士費用を全額自己負担し、アシスタントとしての採用、さらに新卒並みの報酬。どう考えてもばかばかしい。
次のビザをスポンサーしてくれる別の会社を見つけられなかったら、プログラムが終了する4月で一旦日本に帰った方がいい。でもまだ、できる限りこっちにいたい。

私たちの想像をはるかに超えて働く神様の力を信頼して、希望を捨てずにベストを尽くすしかない。

2008年11月22日土曜日

就職活動 in NY

ショーが終わって、ボスとビザや報酬について話しをした時のがっくり感から、他の会社を探し始めていた。
あまり期待はしていなかったのだが、日本人向けのNY掲示板サイトにパタンナー募集の書き込みがあったので問い合わせてみたところ、すぐにレジュメをメールしてほしいと言われ、そしてすぐに送信して返信を待っていた。
一週間以上経っても連絡がなかったのでこりゃ脈なしだなーとあきらめかけていたところ、突然電話があり面接に来てほしいと言われ、いきなりその翌日にセッティングされてしまった。実際に作った服やパターンや製品の写真等を持ってきてほしいとのこと。
こちらの友人のデザイナー、CLが以前、私の怪しい英文レジュメをプロフェッショナルネイティブバージョンに作り直してくれ、ポートフォリオ(ファイル等にまとめた作品集みたいなもの)のサンプルも見せてくれて、就職活動のHow toを教えてくれていたのであった。でも必要最低限の荷物でこっちに来たので作品もパターンもほとんどない。トワルや製品サンプルの写真も少しPCに入ってるだけ。準備に一日しかない。どうしよう。すぐに、日本で親しくしていたデザイナー、Oさんの顔が浮かんだ。彼女の会社は展示会の写真をたくさん見せてくれていたことを思い出し、早速彼女に問い合わせてみる。その時点では私にメールできるような写真があるかどうかわからないとのことだったのだが、その日のうちに20枚近くも送信してくれ、しかも非常に良く撮れている。それらの写真を編集し、PCのフォルダにまとめ、ラップトップ持参で見せることにした。あとは、職場を出る時にこっそり私の引いたパターンを持ち帰ってきた。よし、これでなんとかなるだろう。
面接、英語だし緊張するな~、と思っていた。そこの会社のビルに入る前に心から神様に祈った。だが、こちらの面接はとてもフレンドリーでカジュアルな雰囲気。リラックスしてポートフォリオや作品を説明できた。チーフパタンナーとスーパーバイザー(かな?)二人と面接だったのだが、二人とも妙に気に入ってくれている様子。私のキャリアにも関心しているようだった。こんな簡単に気に入ってもらえるものなのか?ただのお世辞かもしれない。

3日後また連絡があり、もう一度細かいことを確認し合いたいので面接に来てほしいとのこと。わぉ、本当に気に入ってもらえたらしい。また友人のCLに一般的なパタンナーの年俸や交渉の仕方を相談してみた。こちらのパタンナーは日本よりもはるかに年収がいいらしい。私くらいの経験があれば堂々とこれだけもらいたいと言っていいとのこと。NYの職業別平均収入をいくつかのサイトでチェックしてみると、やはり日本より1.5~2倍近い給料であることがわかった。
うーん、今まで無給で働いていた私はバカみたい? そういえば以前、NYに行くことを決心しかけてた時にも調べたことがあったっけ。なぜ今まで忘れていたんだろう。その時は現実味もなかったので、遠い世界の話のように感じていたんだろうな。

そして二度目の面接。今度はCEOとの話し合いだった。またまた笑顔の素敵な親しみやすい、親切な印象の人だ。私のキャリアとポートフォリオが気に入ったので是非来てほしいということと、年俸はいくら位を望んでいるかを聞かれたので、その調べた平均年収額を率直に伝え、どう思うか尋ねてみた。すると、「OK, that's fine!」と気持ちよい答え。ええっ!?こんなに簡単にOKされるの??もうちょっと高く言ってもよかったのでは?なんて、尽きない欲望がついこみあげてきてしまったが、この金額が神様の御心だったのだろう。それにしても飛躍的な経済的成長!こんな不景気な世の中なのに・・・。
でもこれは、すぐに写真を送ってくれたOさんや、友人CLの助けなしにはありえなかった事。どれほど「生かされて」いるのかを感じる。Oさん、CL、心から感謝します。

しかし、前回書いたように、そう簡単には物事は進んでいない。外国人はVisaの制限が色々あって厳しいアメリカ。果たしてどういう展開になるか。
次回に続く。

2008年11月19日水曜日

大どんでん返し・・・なるか?

想像していなかった以外な展開が訪れた。
なんと、別の会社に採用が決まってしまった。それも、実にあっさりと。
そして、もちろん今の会社よりは忙しくなるが、収入はいきなり跳ね上がり、今の会社のオファーの倍額である。
日本での収入の1.5倍位。そして更に、ビザ費用も全額負担してくれる。
NYファッションウィークにも参加している、世界中に店舗のある大手のハイクラスブランドであり、面接してくれたCEOはとても従業員思い。一緒に働く人たちも皆フレンドリーで暖かい雰囲気。仕事環境も整っている。
まだ驚きが冷めない。 神様、これはすごいことです!

と、ここまでは昨日までの興奮。
喜ぶのはまだ早かった。

早速インターンシップを仲介してくれたエージェントに会社を移りたい旨を伝えると、「1年間のトレーニングプログラムを組んだ会社を変えることは、ビザスポンサーがそう簡単には認めてくれない」とのこと。何人かがトライして、けっこう断られてしまっているらしい。

ようやく少し報酬が出るようになったけど、ここまでの無給インターンの苦労がようやく報われる時が来た!とぬか喜びも束の間。大きなチャレンジである。でもどうか、神様、お願いします。ここまでの素晴らしいチャンスを私の前に見せてくださって、どうかこの希望を絶たないでください!本当に本当に私はここでやっていきたい、という心を私は与えられました。私の人生を使ってあなた様の栄光を現してください。
神様は私の信仰をより鍛えようとしてくださっているのだろう。神様は愛する者を鍛えるお方。

創世記のヤコブのように、「祝福をいただくまで離しません」という心。

「彼は不信仰に陥って神の約束を疑うようなことはなく、むしろ信仰によって強められ、神を賛美しました。」というアブラハムの態度。

「私の正しい者は信仰によって生きる。もしひるむようなことがあれば、その者は私の心に適わない。」しかし、私たちはひるんで滅びる者ではなく、信仰によって命を確保する者です。
ヘブル書の言葉。

神様の祝福を心から信じて、ベスト尽くしてビザスポンサーを説得します。
さて、どうなることやら??
結果が出次第、またすぐにUPするのでお楽しみに!