私のボスは妊娠中である。来月出産予定なので、先日オフィスでランチタイムにBaby Showerを開いた。
社員の誕生日祝いもみんなでオフィスでやる。さすがアメリカの会社。
さて、ピザとスティックサラダ、おいしそうなチョコレートケーキ、コーク等が準備され会が始まった。サプライズ大成功!後からオフィスに来たボスはとても喜んでいた。食べながらしばらくおしゃべりタイム、そしてそれぞれが用意したプレゼントを開ける時が来た。かわいい洋服、肌着、おもちゃ、スタイなど、みんな気の利いた素敵なプレゼントだった。最後に一番大きな箱を開けると、かわいいパンダ柄のニットのブランケットと、かわいらしい模様の布を接ぎ合わせてフリルの縁取りのしてあるシーツ、いや、どちらもおくるみかな?が登場。誰からのプレゼントかと思えば残りはただ一人、チーフパタンナーのML。な、なんと彼のお手製だそうな!! こんなにかわいいパンダの図柄を入れて手編みをしているおじ様の姿・・・ うーん、パターンも繊細な彼ならあり得るか。しかし、ボス曰く、「うちの会社には女性しかいないから。あ、裁断のNSは違うけど。」 え? と意味を把握するのに一呼吸かかったが、あらっ、さすがNYのファッション業界。こんなに身近にいたなんて。ん?待てよ、NS以外ということはディレクターのDVも?
うちの会社では、誰かがお土産や差し入れを持って来てくれるとオフィスの中央の机に置き、皆自由に食べる。月曜日、DVが出社すると、その机の上にケーキを置いた。「みんな、食べてね」らしき言葉は聞こえたのだがちょっと席が離れていたのでよくわからなかった。NSが先にそのケーキを食べていたので私ももらいに行った。ブルーベリーの入った、甘すぎないソフトなケーキ。お~、おいしい。そういえば前にも彼が持ってきてくれたブラウニーは絶品だった。 NSに、「もしかしてDVが作ったの?」と聞いてみると、「そうだよ。彼はケーキを焼くのが好きなんだよ。こうやってよくオフィスに持ってきてくれるんだ。」 ブラウニーの時はまったく気付いていなかったが、なんと、まぁ。
MLといい、DVといい、さすが。女性として見習いたい腕である。
NSは結婚していて、すでに孫もいる。よく家族の話をしてくれる。 彼はいつもお弁当を持ってきているので、「奥さんが作ってくれるの?」と聞くと、「いや。僕のワイフはほとんど料理しないんだよ。僕がいつも食事を作って、息子たちにも弁当を作ってやってるんだ。」 我が社唯一のまともな男性NSでもこんな一面が。
NYに来てから、あまり料理環境も整ってない中で暮らしているので料理は本当に手抜きになってきている。ご飯にふりかけ&インスタント味噌汁は定番だし、アメリカンスタイルにも影響されて、夕飯は缶詰のスープにトルティヤチップス、なんてことも普通になってきてしまっている。せっかく送ってもらったアムウェイのインダクションレンジも、変圧器が対応できる電圧をはるかに超えていたようで使えず、ケーキも焼けない。ミシンも裁縫用具もみんな日本に置いてきてしまって縫い物もできず、節約生活で道具も揃えられない。必要最低限の簡素な生活スタイルの私は一人暮らしの男性のよう?なんて思ってしまう。でも、私だって時間とお金に余裕があれば料理も縫い物もやりたいんだい!と心の中で叫んでいる。 は~、早く結婚したいなぁ。
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